October 24, 2003

MS Projectをまともに使いこなしている人はどこにいるのか?

上司が読め読めと言うので、オクノ総研と同じく、僕もPMBOKの本を読んでいる。
もちろん興味もあるのだが、正直なところ、一体何なんだこれは? といった感じである。
PMBOKはソフトウェア開発に限らず、あらゆるプロジェクト管理を対象としている、ということも関係していると思われるのだが、これまで経験してきたプロジェクトのやり方とは全く違う。
非常に戸惑いを感じる。アーンドバリュー分析? 初めて聞いたぞ。
そして、困ったことに全く頭に入らない。勉強は出来るけど、実務に使える気がしない。

オクノ総研は
「自己流の天才プロジェクトマネージャーと体系だった教育を受けた凡人プロジェクトマネージャーであれば、後者のほうが信頼できる」
と書いているけれど、うちの会社で行われているのは体系だった教育を受けていない凡人によるプロジェクト管理である。どこかには天才もいるのかもしれないが、僕は見たことがないし、体系だった教育を受けた人はそれより少ないであろー(まあ、うちの会社に限らない話だと思うが)。

そもそも、僕が現在使っているMS Projectだって、本当はPMBOKの勉強をしていないと使えないはずである。僕はいままでまともに(というのは、単に線を引いた上に実績を入れて進捗率を見るだけ、という以上の使い方)MS Projectを使いこなしている人を見たことがない。
本当は細かなリソース割り当て、コスト分析、アーンドバリュー分析も出来るのであるが、誰もやっていない(僕も含む。2人くらいのプロジェクトがあればやってみたいと思っているのだけれど)。

まあ、スケジュールをExcelで書く人も多いから、それに比べれば大分マシかもしれないけれども。

ともあれ、PMBOKに基づくプロジェクト管理にはMS Project等、それなりのプロジェクト管理システム(PMS)が必要となるはずである。やろうと思えばExcelだけでも出来るかもしれないが、かなりの無駄な労力が必要となるだろう。

そして、それを誰も使っていないということは、誰もPMBOKに基づく体系だったプロジェクト管理を行っていない、ということになると思うのだが、実際はどうなのだろうか?

PMBOKなんかを真面目に勉強してもプロマネにはなれんぞ、それより俺のやり方を見て学べ、俺も先輩を見て学んだ、てな感じの見よう見真似路線を継承している管理者が多いと僕は思っているのだけれど。

そして僕はと言えば最近は小さめの、失敗してもどうにかなる仕事に割り当てられることはなく、失敗が許されないクリティカルなプロジェクトもしくはプロジェクトと呼べない仕事(目標も終わりも見えないもの)ばかりなので、せっかく勉強しても使う場がなかなかないのである。

Posted by sota-k at 12:10 AM | Comments (2)